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  3. 耐候性鋼(い行)
IRON HOUSE

完 成

北西外観 煙突見上げ

内壁 耐候性鋼素地仕上げ

屋外階段

屋上緑化

所 在 地 東京都世田谷区
コンセプト 鉄の表現を求める構造設計家の夢の実現。
1.建築にはまず構造があり部位に応じた仕上げ材を取り付けることでできている。
2.現代文明の骨格をなす「鉄」を建築空間に十分に表現する。
3.住宅は少なくとも平均寿命程度の耐久性と生活の変化に合わせて内部の間取りが自由に変更できる構造を備える。
3つの理念を実現した自社アトリエ、アイロニー・スペースの成果を随所に生かし、自邸としてアイアン・ハウスを建設した。
仕  様 サンドイッチ折板パネル工法耐候性鋼素地仕上げ
特  長 鉄の温もりと、鉄の力強さが伝わってくる建築デザイン。耐候性鋼の保護性錆が時間の経過と共に自然と調和し溶け込んでいく。 住宅地という条件の中、運搬と隣地境界との現場建方を考慮し、パネル設計された。これらを受け、精度の高い工場製作と現場溶接施工による 組立を行った。サンドイッチパネルに充填された断熱材のウレタンは、ヒートブリッジを避けるための独自の絶縁法によって断熱性能を高めている。 住環境向上のため屋上緑化し、一見相反する要素と思われがちな、「鉄」「水」「緑」の調和を実現した。
関連記事・そ の 他 造船技術 - 耐候性鋼とは  / 鉄構技術2008年10月号掲載  / 鉄構技術2008年12月号掲載
GA 85 掲載  / GA HOUSES 102 掲載  / 新建築住宅特集 08年01月号 掲載
DETAIL JAPAN 08年03月号 掲載  / 日経アーキテクチャ 2008.3.10号 掲載  / 季刊ディテール 2008年春号 掲載
IRONY SPACE

完成外観

建物背面

工場鐃鉄作業

工場鐃鉄作業

サンドイッチ折板パネルカットモデル

歩道面は耐候性鋼に錆安定処理を施しているため暗褐色になっており、他の面は耐候性鋼特有の安定錆を発生させ、独特の赤褐色となっている。
所 在 地 東京都世田谷区
コンセプト 鉄の力強さとやさしさの表現を求める、構造設計者のアトリエ。全体が鉄の面で構成された、100年間のメンテナンスフリーを目指して造られたシェルターでもある。
仕  様 壁、床、屋根のすべてが耐候性合金鋼板(耐候性鋼)を使用している。性を高めるため、折板パネルの両面を鋼板で挟み込んだサンドイッチ形式で、モノコック構造となっている。
特  長 壁と屋根は滑らかな二次元曲面を呈している。
継目が見えない一枚の大きな面としても表現するため全ての溶接部は、グラインダー作業により所定の面精度に仕上げている。
関連記事・そ の 他 造船技術 - 耐候性鋼とは  / 鉄構技術2005年5月号掲載  / 新建築 第78巻5号掲載  / GA JAPAN vol.81 掲載
IRONY STATION

完 成

内観 天井見上げ

内観 ベンチ

内観 カウンター

所 在 地 宮城県気仙沼市
コンセプト 国道沿いのガソリンスタンドとサービスピットである。
オーナーは先代から50年余にわたり地域の人々の暮らしを支えてきた。 しかし、震災の津波によりスタンドは全壊し、隣地の自宅も跡形もなく消滅した。苦難の状況下、地域の人々の暮らしを守るために瓦礫の中で スタンドの仮設営業を再開した。先代の遺志を継いだ力強い行動だった。 復旧再建にあたっては、地域社会への貢献と次世代への事業継承を 念頭に計画され、構造と意匠が一体となったシングル鋼板アーチの建築で実現された。 国道45号線に沿って走る車中からは、連続するアーチ状の 建物を復興のシンボルとして垣間見ることができる。
仕  様 シングル鋼板アーチ工法耐候性鋼素地仕上げ
特  長 近代建築は、職別分業が施工効率を高める手段として推進されてきた経緯がある。震災復旧では、資材不足もさることながら多岐にわたる人材不足が 一番の問題となっていた。 これをシングル鋼板アーチ様式を採用することにより構造とデザインが一体化する合理的な建築様式で解決した。 鉄とガラスが主役を演じた建築である。
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完成外観(2階、3階テラス手すり)

完成内観(外部ラセン階段

テラス手すり工場製作風景

ラセン階段工場製作風景

所 在 地 沖縄県石垣島
コンセプト 自然に囲まれた沖縄県石垣島の風景を損なわないデザインと、素材の質感を活かすことで耐候性鋼が採用された。 また、主要部材に丸棒13φを使用することにより、自然に溶け込んだ開放的な空間を出している。
仕  様 自然に囲まれた沖縄県石垣島の風景を損なわないデザインと、素材の質感を活かすことで耐候性鋼が採用された。また、主要部材に丸棒13φを使用することにより、自然に溶け込んだ開放的な空間を出している。
特  長 ラセン階段は支柱、及びささら桁を無しとするため、丸棒をクロス状に溶接し、段板を支える構造になっている。 ラセン階段より延びる2階、3階のテラス部にもラセン階段と同じデザインを採用にすることで一体感を出している。
また、別荘ということもあり、メンテナンスフリーの観点からも耐候性鋼が有効である。
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