IRONY STATION
所在地
宮城県気仙沼市
コンセプト
国道沿いのガソリンスタンドとサービスピットである。
オーナーは先代から50年余にわたり地域の人々の暮らしを支えてきた。しかし、震災の津波によりスタンドは全壊し、隣地の自宅も跡形もなく
消滅した。苦難の状況下、地域の人々の暮らしを守るために瓦礫の中でスタンドの仮設営業を再開した。先代の遺志を継いだ力強い行動だった。
復旧再建にあたっては、地域社会への貢献と次世代への事業継承を念頭に計画され、構造と意匠が一体となったシングル鋼板アーチの建築で実現された。
国道45号線に沿って走る車中からは、連続するアーチ状の建物を復興のシンボルとして垣間見ることができる。
仕様
シングル鋼板アーチ工法
コールテン鋼素地仕上げ
特長
近代建築は、職別分業が施工効率を高める手段として推進されてきた経緯がある。
震災復旧では、資材不足もさることながら多岐にわたる人材不足が一番の問題となっていた。
これをシングル鋼板アーチ様式を採用することにより構造とデザインが一体化する合理的な建築様式で解決した。
鉄とガラスが主役を演じた建築である。
完成
内観 天井見上げ
内観 カウンター
内観 ベンチ
関連記事、その他
- 造船技術 - コールテン鋼とは
- 新建築 第88巻 15号掲載

